竹本和彦会員が著書を出版されました

  • 2022.9.18

海外環境協力センターの理事長である竹本和彦会員は、1978年に環境庁(現環境省)から派遣され、EWC Environment and Policy Instituteで半年間の研究生活を送られました。その後、世界銀行等での海外勤務を経て、気候変動枠組条約会議(COP)の日本代表団に加わるなど、環境庁の行政官として活躍し、幅広い国際人脈を築かれました。2014年からは、国連大学サスティナビリティ高等研究所の所長を6年間務め、その間、SDGsの実現に向けた開発ガバナンスや地域を拠点とするネットワークの構築等に貢献されました。

今回出版された『海外環境開発協力の歩みと展望』環境新聞社(2022年7月)は、国際環境行政に捧げられた竹本会員の「生涯の総まとめ」と位置付けられる内容です。私達にとって最も興味深い第6章第2節「東西センターにおける経験」には、EWCの恒例行事として、研究所対抗のスポーツ大会やゲーム大会が紹介されています。竹本氏はバレーボール、ソフトボール、陸上(400mリレー)にエントリーする一方、麻雀大会に参加して、本場である香港や台湾からの強豪を抑えて見事に優勝されました。

国連大学に在職中の多忙な折、竹本会員は2015年4月から2017年末の3年弱に亘り、東京チャプターの第5代会長を務められました。当時は国連大学の会議室を借りて運営委員会を開催しましたが、国際会議で年季を積まれた竹本議長の采配ぶりは見事でした。余談ですが、竹本氏の奥様は芸大出身のアルト歌手です。竹本氏は奥様のマネージャーも兼ねており、コンサートの開催やCDの販売を手掛けています。ご夫妻ともども充実した熟年生活を楽しまれており、今後のご健康と一層のご活躍を心よりお祈りいたします。

なお、新刊の著書(写真表紙)はAmazonにて購入できます。また出版元の「環境新聞社」(03-6253-5895)に直接注文することもできますのでご利用ください。

2022年9月18日

 山下道子(EWC76)記