【連載:その1】EWCA東京チャプターと私の12年(76、山下道子)

  • 2021.3.27

日本EWC同友会と東京大会

私は1976年8月から2年間に亘りEWC奨学金を授与され、EWC/ERI(環境保全研究所)に所属する傍ら、ハワイ大学経済学大学院の修士課程に在籍した。初めての海外渡航であり、当初は何も様子が分らないまま、期待より不安が大きかった。大学が始まると授業にもついていけず、このまま2年で修士を終えることができるだろうか、と暗澹たる気持ちになった。

半年を過ぎた頃から徐々に英語にも馴れて、寄宿舎の友人達とKitchen Coopを結成し、夕食を囲んで情報交換ができるようになった。EWCの配慮で様々なイベントに参加したり、Host Familyを紹介してもらったり、Kennedy Theatreで芝居を見物したりと、楽しい思い出はたくさんあったが、学業の負担が重くのしかかり、心底から楽しむことはできなかった。しかし、この経験が後に国際協力の仕事に繋がることになり、EWCには感謝の念で一杯である。

帰国後まもなくして、日本EWC同友会の馬場房子会長(63)から入会案内が届き、5000円の年会費を払って入会することにした。当時は馬場会長はじめ面識のないシニア会員がほとんどで親近感が持てず、年一回配信されるNewsletterに目を通すこともなかった。他方、1970年代に留学した年代の近い友人達とは、度重なる会食を通じて親しくなった。後にこのグループが東京チャプターの設立・運営に中心的な役割を果たすことになる。

2004年8月2-4日に日本大学でEWC/EWCA東京大会が開催された。これは日本同友会が主催する最大のイベントであり、内外の期待が高まった。大会では馬場会長を中心に、夫君の故馬場昌雄氏(99)(当時は日大経済学部教授)ほか大勢の会員がボランティアで協力し、大いに盛り上がった(写真1)。私もパネル討論で報告したほか、同窓生が出演する恒例のAloha Partyでフラダンスを披露した。このフラダンスは奥川みどり氏(02)の指導の下、故竹前栄治氏(64)のアツ子夫人も加わり、喝采を浴びた(写真2)。

写真1:東京大会終了後に写した写真。右端に日本同友会会長の馬場房子氏、中央に初代東京チャプター会長の土屋隆氏、背の高い男性が日大経済学部教授の馬場昌雄氏。

写真2:大会中にホテル・グランドパレスで開催されたAloha Partyでフラダンスを披露。左から指導者の奥川みどり氏、竹前アツ子夫人、私、娘の山下貴子。

記・山下道子(76)